まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
2014年に配線事業を手放し、電子部品への組み替えを進めてきた経緯がある。2017年に買収したOrlacoの技術を土台に、数十年変わらなかったサイドミラーをカメラと車内モニターに置き換えるMirrorEyeを育てている。機械部品中心の同業とは、ここが違う。
運転席の計器やセンサー、スイッチ、車両の安全・通信装置を設計し、商用車と乗用車のメーカーへ納める。多くは一社供給の形で入っているため、完成車の生産台数がそのまま売上に映る。電子部品が売上に占める比率は、2014年の5割強から足元では8割を超えるところまで上がった。
一社供給が多い分、完成車メーカーからの値下げ要求を断りにくい。景気後退で車の生産が落ちれば、部品の受注も同じ速さで縮む。半導体不足のような供給網の目詰まりにも、生産計画が振り回される。
電子化への転換を軸に据え、研究開発へ資源を寄せる運び方。14カ国21拠点という分散した生産網を抱えながら、新しい装置の採用車種を増やすことに力を注いでいる。
商用車と乗用車の生産台数、そしてMirrorEyeのような新しい装置がどれだけ採用車種に載るかと歩調を合わせる。半導体や部材の調達価格も、利益の幅を決める要素になる。
資産 $551M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $180M(33%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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