
STEM
Stem設備を売って終わりにせず、電気の値段に合わせて既存の蓄電池を賢く動かすソフトの利用料で稼ぐ。同業の設備販売会社と違い、自ら稼ぎ方を作り替えている途中にある。
工場や施設に置かれた蓄電池や太陽光発電の設備を人工知能で監視、電気の値段が高い時間に放電し安い時間にためるよう動かすソフトを提供し、その利用料を得る。以前は蓄電池そのものの転売が売上の大半を占めていたが、2024年からその比重を意図的に落としている。
転売の売上を意図的に絞ったことで、切り替えの途中は売上そのものが縮み、業務の再編に伴う費用もかさむ。ソフトの利用料が転売分の減少を埋め合わせるだけの規模に育つ前に資金が細れば、この転換は途中で行き詰まる。
転売中心の売上を意図的に絞り込み、ソフトの利用料を積み上げる方向へ経営資源を振り向けている。短期の業績の落ち込みを受け入れてでも、事業の中身を入れ替える判断を2024年に下した。
蓄電池の設備がどれだけ普及し、その持ち主がソフトを選び続けるかに収入が懸かる。転売中心の収益をソフト中心へ、売上を落としすぎずに入れ替えられるかが当面の分かれ目になる。
この会社をどう読むか
Stemは、蓄電池を売る会社に見えて、実は2024年から自らその売り方をやめにかかっている。これまで売上の大半を占めていた蓄電池本体の転売を意図的に絞り込み、人工知能でその電池を賢く動かすソフトの利用料へ軸足を移す最中だ。
転売という太い売上を自ら細らせる分、切り替えの途中は業績が落ち込み、事業の再編にかかる費用もかさむ。ソフトの利用料がその穴を埋めるだけの規模に育つかどうかが、この転換の成否を決める。
バランスシート (要約)
資産 $309M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、自由に使える現金で借金を約4.3年で返せる
- 現金・現金同等物$49M
- 他の流動資産$51M
- 固定資産$209M
- 流動負債$111M
- 長期借入金$30M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $156M
- 売上成長率
- 8.1%
- 粗利率
- 38.4%
- 営業利益率
- −35.6%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $7M
- 営業CFマージン
- 4.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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