STHO
Star Holdings自社に運用の実務部隊を持たず、資産を知る人材は外部の運用会社の側にいる。事業を広げる不動産会社ではなく、持ち物を売って債務と報酬を払うための器という点で、成り立ちからして別物だ。
ニュージャージー州アズベリーパークの海辺再開発地と、バージニア州マグノリアグリーンの住宅開発地を、自治体の承認を得ながら区画ごとに売っていく。あわせて保有するセーフホールド株の配当が、2025年12月期には総収入の約9%を占めた。
2物件だけで既存資産の帳簿価額の54%を占め、残る要はセーフホールド株1銘柄。分散が効かないため、どちらかがつまずけば全体に響く。売却が遅れても、外部の運用会社に払う報酬は止まらない。
日々の運営は外部の運用会社に委ね、報酬を払う形をとる。セーフホールド株は借入の担保も兼ねており、何をいつ売るかの判断がそのまま経営の中身になる。
自治体の売却承認がいつ下りるかで、現金化の速度がそのまま決まる。もう一方の要であるセーフホールドの配当と株価も、収入と担保価値の両面に効く。
この会社をどう読むか
決算資料は分厚いが、Star Holdingsの中身はごく単純だ。土地が2区画と、株が1銘柄。それでほとんど全部になる。
土地はニュージャージー州アズベリーパークの海辺と、バージニア州マグノリアグリーンの住宅地で、この2つだけで既存資産の帳簿価額の54%を占める。地代型REITであるセーフホールドの株は、配当で総収入の約1割を生みつつ、借入の担保にもなっている。持ち物を増やすのではなく、順番に現金へ変えていくための会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $570M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $252M(44%)。
おおむね健全。同業の平均並みの水準
- 現金・現金同等物$50M
- 長期借入金$269M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $110M
- 売上成長率
- −2.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −58.3%
- ROE
- −25.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$12M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −10.6%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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