STI
Solidion Technology電池そのものを作るのではなく、容量と安全性を左右する材料と特許で稼ごうとする組み立てを取る。そこに企業財務としてビットコインを掲げた点が、同じ材料開発の同業にはない色になっている。
開発の中心は、シリコンを多く含む負極材、燃えにくい電解液、そして全固体電池の三つ。エネルギー密度と安全性を高めた材料や特許を、電池メーカーや自動車メーカーに使ってもらうことを狙う。試作段階の成果は積み上がる一方、量産で立つ収入はこれからの話にとどまる。
2021年に買収の器として設立された特別買収会社が母体で、2024年に電池材料のHoneycomb Battery Companyと合併して今の姿になった。量産の履歴がないぶん、開発費は増資で賄うほかない。2024年11月に掲げた、余剰資金をビットコインへ回すという方針も宙に浮いている。2025年時点で回せる余剰は生まれず、利息収入$19,094を将来の購入に充てると書くにとどまる。
技術の事業化と提携先の開拓を最優先に置き、余剰資金が生まれた場合にビットコインを買う方針を取締役会の承認付きで掲げる。ただし2025年までその余剰は生まれていない。
研究室で出た性能を、量産できる形に落とし込めるかどうかが分かれ目になる。採用してくれる電池・自動車メーカーとの提携が決まらなければ、特許と試作品だけが残る。
この会社をどう読むか
Solidion Technology は、2021年に買収の器として設立された特別買収会社を母体に持つ。2024年にオハイオ州の電池材料開発会社Honeycomb Battery Companyと合併し、いまの社名になった、まだ若い会社だ。
シリコンを多く含む負極材や全固体電池では試作の成果を出している。ところが2024年11月に打ち出したビットコイン方針のほうは、回せる余剰資金がなく、利息収入を将来の購入に充てると書くだけの状態が続いている。技術も財務も、掲げた構想がまだ実体に追いついていない助走の段階にある。
バランスシート (要約)
資産 $5M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$205K
- 他の流動資産$578K
- 固定資産$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $13K
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- 50.2%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- −$5M
- 営業CFマージン
- −33982.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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