まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
TL1Aは炎症の起きた場所にだけ現れ、一日と経たずに消えてしまう。対してDR3は血中にも組織にも安定して出続けるため、狙いを定めやすい受け手側に的を移した。
承認薬も売上もなく、いまは臨床データそのものが資産になる段階だ。主力のSL-325はDR3という受容体を狙う抗体で、クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患を対象にしている。
受容体側を狙えば効きが深くなるという読みは、まだ前臨床と非ヒト霊長類の試験までの裏づけしかない。TL1Aを直接狙う競合が先に承認を得れば、参入する余地そのものが細る。
候補を一本に絞り、第1相の完了と第2相の着手に資源を集中させる運営。手元資金の残り時間を見ながら、増資と提携の両方を探っている。
健常者を対象にした第1相の安全性が、クローン病患者の第2相で効き目として裏づけられるかどうか。DR3を狙うという設計の当否は、先行するTL1A標的薬の臨床実績から間接的にしか測れない。
資産 $91M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $82M(91%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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