SUPV
Grupo Supervielle一族の名を冠した銀行を一度手放し、別の銀行を育てて買い戻すという回り道をたどってきた歴史が、単なる地方の銀行とは違う執着の強さを物語っている。
傘下の銀行を通じて個人や企業から預金を集め、融資に振り向けて利ざやを得るほか、消費者金融や保険、資産運用も手がける。祖業の銀行を買い戻して束ねた経緯もあり、複数の銀行や金融会社を一つのグループとして運営している。
アルゼンチンの通貨が急落すれば、現地通貨建ての利益はドルに換算した途端に目減りする。物価の急騰や政策の急な転換が融資の焦げ付きや預金の流出につながりやすく、事業の大半が一国に集中している分、その振れをまともに受ける。
創業家の血を引く支配株主が経営の中心に座り、銀行を軸にした金融会社群をまとめている。通貨と物価が大きく振れるアルゼンチンで、その揺れに耐える体をどう保つかが日々の仕事になる。
融資と預金の金利差を確保できるかに加え、通貨や物価が大きく振れやすいアルゼンチン経済そのものの安定に、業績の土台が乗っている。
この会社をどう読むか
Grupo Supervielleの物語は、1964年に一度終わったはずだった。創業家が営んでいた銀行はフランスのソシエテ・ジェネラルに買収され、一族の手を離れた。
だが一族はそこで終わらず、別に育てていた銀行を通じて2005年にその銀行を買い戻し、今のグループの土台を築いた。本拠はブエノスアイレスにあり、米国ではADRの形で売買される。融資と預金の利ざやで稼ぐ普通の銀行業の裏側に、通貨が荒れやすい国で家名を取り戻した執念が沈んでいる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
SUPV の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…