SVRA
Savara幅広い疾患を追う大手と違い、患者数の少ない一疾患と専用の吸入器という狭い一点に資源を全部寄せている。2025年5月の受理拒否が安全性や有効性を理由としなかったことが、この一点張りを続けられている根拠になっている。
収入源はまだなく、唯一の開発品である吸入薬MOLBREEVIの承認取得に会社の資源を集中させている。薬はPARI社のeFlowという専用のネブライザーで霧にして、肺へ直接届ける設計になっている。
開発品が一つしかないため、審査でつまずいたときに代わりに立てるものがない。収入がない間の資金は増資に頼るしかなく、株数は増え続ける。
当局とのやり取りを最優先に置き、承認後の製造と供給の準備を並行して進める。手を広げる買収や新しい疾患領域への投資は後回しにしている。
承認が下りるかどうかと、下りた後にどれだけの患者へ処方が広がるかが全てを決める。申請の土台は164人が参加したIMPALA-2試験で、自己免疫性肺胞蛋白症では最大の対照試験にあたる。
この会社をどう読むか
Savaraの直近二年は、書類の往復の記録として読める。2025年3月に承認を申請し、5月にはFDAから受理拒否(RTF)の通知を受け取った。
この拒否は安全性への疑義でも追加試験の要求でもなかったため、同年12月に申請を出し直し、2026年2月に正式受理と優先審査の指定を得た。手元にあるのは吸入薬MOLBREEVIただ一つで、164人が参加した試験の結果と審査の行方に、会社の値打ちのほぼ全部が乗っている。
バランスシート (要約)
資産 $253M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $203M(80%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$33M
- 他の流動資産$208M
- 固定資産$12M
- 流動負債$20M
- 長期借入金$30M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −58.5%
- ROIC
- −41.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$101M
- フリーCF
- −$101M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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