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60 Degrees Pharmaceuticals開発段階で止まったまま資金を燃やす新興の創薬会社が多いなか、この会社はすでに承認されて市場に出ている薬を持っている。狙う病気もマラリアという的の絞られた感染症で、大手が本気で取りに来る領域ではない。
収入の柱は2019年終わりから市場に出ているマラリア予防薬アラコダで、有効成分はタフェノキンだ。米国政府向けの供給契約も持ち、米国外の販売権はシドニーに置く97%出資の子会社が管理している。
マラリア予防薬は需要の場所も時期も限られ、売上が一気に伸びる形をしていない。2024年8月に1対12、2025年2月に1対5、2026年1月に1対4と、短い期間に三度の併合を重ねた事実が資金繰りの厳しさを映す。開発品はどれも臨床で失敗する確率と隣り合わせだ。
手を広げる買収はせず、アラコダの販路と、タフェノキンを使う派生薬の開発に資源を寄せてきた。度重なる併合が示す通り、経営の時間は資金繰りと上場の維持にも大きく割かれている。
アラコダがどれだけ処方されるかで売上のほぼ全部が決まる。開発中の品目もタフェノキンの派生か、セルゴシビルとオーストラリア産クリの抽出物という、手持ちの素材の延長線上にある。
この会社をどう読むか
マラリアの予防薬は、患者の多さに比べて商売になりにくい。支払い能力の高い市場が薄いため、大手が本腰を入れて取りに来ないからだ。
60 Degrees Pharmaceuticalsは、そのマラリア予防薬アラコダを2019年の終わりから米国市場で売っている。承認薬を持つ数少ない小型創薬会社だ。ただし2024年8月から2026年1月までに三度の株式併合を重ねた足取りは、この規模で薬を抱え続ける難しさを映している。次の一手も、タフェノキンの派生薬とオーストラリア産クリの抽出物という手持ちの素材の中にある。
バランスシート (要約)
資産 $5M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(65%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$471K
- 流動負債$2M
- 長期借入金$144K
- 短期借入金$9K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- 65.5%
- 粗利率
- 22.3%
- 営業利益率
- −771.6%
- 純利益率
- −732.5%
- ROE
- −212.7%
- ROIC
- −169.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −681.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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