まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
TARA-002はゼロから設計した新薬ではない。日本で中外製薬がピシバニールとして売ってきた薬と同じ細胞バンクに由来し、出自が辿れる点が新興の創薬会社としては珍しい。
承認された薬はまだなく、売上もない。膀胱がんの一種NMIBCとリンパ管の異常LMsという2つの適応でTARA-002の臨床試験を進める。点滴で栄養を補う患者向けにIV Choline Chlorideも開発している。
薬を売る前の段階で、収入がないまま研究開発費だけが膨らんでいく。2025年通期の純損失は$57.4Mに達し、必要な資金は増資でまかなうため、株式の希薄化が続く。
複数の臨床試験を同時に走らせるため、増資による資金調達を繰り返している。2025年末の手元資金は$197.9Mで、当面の運転資金は確保している。
進行中の臨床試験の結果と、承認まで持ちこたえる資金、そして規制当局の判断に、この会社の将来が懸かっている。
資産 $209M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $196M(94%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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