TAYD
Taylor Devices油の力を使う独自の緩衝の仕組みを、建物の免震から宇宙・防衛の部品まで転用できることが強み。24件の特許と137人の所帯で、設計から製造まで自前で回している。
地震の揺れをやわらげる制震装置と、クレーンや航空機、防衛機器に組み込む緩衝部品を、油の力を使う独自の仕組みで特注設計している。標準品の納期は8〜10週間、大きな案件では工事の進み具合に応じた分割払いを求める。
一点物の設計を都度見積もるため、読み違えればそのまま損失になる。素材費の値上がりも利幅を削る。構造物向けでは日本や台湾の同業と正面から競り合っており、価格や納期で押される場面がある。
創業から70年、独自技術を軸にした一点物の受注生産にこだわり続けてきた。労働組合はなく、ニューヨーク州の拠点で少人数のまま需要の波に合わせて生産を回している。
地震対策の建設工事と防衛予算の動きに、注文の量が連動する。取引は上位3社だけで直近の売上の42%を占めており、このうち一社を失えば穴埋めは簡単ではない。
この会社をどう読むか
Taylor Devicesは1955年にニューヨーク州で生まれ、今も従業員137人のままだ。作っているのは、地震で揺れる建物からロケットの部品まで、衝撃を吸収する一点物の装置である。
顧客の上位3社だけで売上の42%を占めるほど取引は集中している。それでも構造物向けでは日本や台湾の同業と正面からぶつかる。24件の特許に支えられた設計力が、この小さな所帯を地震国のライバルと対等に立たせている。
バランスシート (要約)
資産 $78M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $73M(94%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$905K
- 他の流動資産$62M
- 固定資産$15M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $42M
- 売上成長率
- −10.0%
- 粗利率
- 44.1%
- 営業利益率
- 17.6%
- 純利益率
- 20.6%
- ROE
- 11.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 16.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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