配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
単独の運用会社ではなく、世界最大級の資産運用会社の傘下チームが審査と案件発掘を担う点が、他の中堅企業向け貸付ファンドとの分かれ目になる。
企業価値 $100M〜$1.5B ほどの中堅企業に、銀行の目が届きにくい直接融資を組む。担保付きで返済順位の高い貸付を軸に、利息と組成の手数料を得るほか、新株予約権など株式に絡む対価が添えられることもある。運用はBlackRock傘下のTennenbaum Capital Partnersが担い、その案件網と目利きを借りて貸付先を選ぶ。
借り手の多くは非上場で財務が外から見えにくく、景気が傾くと延滞や元本の毀損がどこまで広がっているか決算が出るまで読みにくい。自身も借入で運用資産を膨らませているぶん、損失が起きたときの目減りは増幅される。低金利下で組んだ固定利回りの案件は、金利が上がると調達コストとの差が縮み、直接融資を手がける同業の増加で案件の奪い合いも強まる。
規制投資会社としての要件で利益の大半を配当に回さざるを得ず、経営陣の裁量は新規融資の与信判断と、貸付が焦げ付く前に売却や条件変更で手を打つ回収の管理に向く。
取り分を決めるのは、借り手となる中堅企業の業績と、調達コストと貸付利回りの差である。自らも借り入れて元手を膨らませているため、そのレバレッジの効き方も同じだけ効く。
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $598M(36%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…