THCH
TH International自前でブランドを育てず、50年以上の歴史を持つ海外ブランドの中国での権利をまとめて預かる形をとる。豆の調達も抽出の手法も本家から引き継ぐため、味の設計に自社の裁量は多くない。
直営店でのコーヒーと軽食の販売が主で、これにフランチャイズ加盟店から得る収入が乗る。2025年末で中国92都市に1,047店。直営店の売上の約9割は宅配とアプリの事前注文というデジタル経由で立っている。
中国のコーヒー市場は低価格チェーンの攻勢が激しく、値引きに付き合えば1杯あたりの利益が消える。デジタル注文への依存が高いぶん、配達プラットフォームの手数料が上がれば採算を直接削られる。
2024年以降は不採算の直営店を閉じ、フランチャイズ寄りに軸を移した。売上は縮んだが直営店の粗利益は2025年に黒字へ転じており、規模より採算を選ぶ判断が続いている。
ブランドはカナダの本家から借りたもので、独占展開の契約が切れれば商売そのものが成り立たない。1杯15〜30元という中間価格帯の客が離れないかどうかにも、店ごとの採算がかかる。
この会社をどう読むか
TH Internationalの店先に並ぶのはティムホートンズの看板だが、このブランドは同社のものではない。カナダの本家から中国本土での独占展開権を預かった運営会社だ。2019年2月の1号店から、2025年末までに92都市1,047店へ広げた。
面白いのは、直近の2年で拡大から縮小へ舵を切っている点にある。不採算の直営店を閉じて売上を落とす代わりに、直営店の粗利益は2025年にようやく黒字へ届いた。看板を借りて店を増やす局面から、借り賃に見合う採算を作る局面へ移っている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
THCH の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…