THM
International Tower Hill Mines埋蔵量は約900万オンスと大きいが、開発に踏み切る前の段階にとどまり続けている点が、すでに生産している同業との違いだ。2026年にはこの鉱床に含まれるアンチモンの回収可能性も調べる計画で、金以外の稼ぎ筋も探り始めている。
今はまだ金を売って稼ぐ段階になく、アラスカに持つリベングッド金鉱床の資産価値を、採算性評価や許認可の取得を積み重ねて高めている。生産が始まれば金の販売で稼ぐ計画だが、それまでは増資や借入で開発費をつなぐ。
技術報告書が見積もる建設費は約$1.93Bと巨額で、金相場がこの規模の開発を正当化する水準を下回れば計画は止まりかねない。生産まで収益が立たない以上、開発資金はすべて増資と借入に頼るほかなく、株式の希薄化が続く。
経営陣の仕事は掘ることではなく、資金を切らさずに計画を一段ずつ前へ進めることに集中している。生産開始までは、許認可の取得と資金の確保が経営のほぼすべてだ。
金相場の水準、アラスカ州や連邦当局からの開発許可、そして巨額の建設資金を市場から調達し続けられるかに先行きが左右される。
この会社をどう読むか
THMという銘柄の正体は、金を掘る会社というより、金を掘る権利をひたすら磨き続ける会社だ。本拠地はカナダのバンクーバーに置きながら、資産の中心はアラスカ州リベングッドにある約900万オンスの金鉱床で、商業生産にはまだ着手していない。
2026年1月には公募増資に加え、ポールソン・アンド・カンパニー系列への第三者割当も実施して開発資金をつないだ。技術報告書が見込む建設費は$1.93B。金相場が高値を保つ限り開発の理屈は成り立つが、相場が崩れれば計画ごと揺らぐ。
バランスシート (要約)
資産 $57M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $56M(99%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$160K
- 固定資産$55M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −8.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$4M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
THM の掲示板
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