TKNO
Alpha Teknova注文を受けてから数週間で新しい配合を生産に乗せられる。原材料の調達から配合、品質管理までを自社に抱えることで、同業が数か月かける工程を縮めている。
出発点は、研究者が日常的に使う既製の培養液や緩衝液をカタログから売ること。実験が進んで量と品質の要求が上がると、同じ顧客が専用配合やGMP対応の高単価品を注文するようになり、3,000社を超える顧客がこの階段を上がっていく。
研究予算は景気や政策の変化で真っ先に削られる部類で、受注が急に細りやすい。カタログ品は価格競争にさらされ、大口顧客が一社抜けるだけでも小さな売上規模には響く。
株主還元よりも、特注品とGMP対応の生産設備への投資を優先している。カタログ品の値下げ競争には深追いせず、顧客が実験段階から製造段階へ移る動きに合わせて取引を太らせる営業を続ける。
生命科学の研究予算がどれだけ潤沢か、そして細胞治療や遺伝子治療の製造がどこまで実用化されるかで、注文の量が決まる。原材料を安定して調達できるか、GMPの品質基準を保ち続けられるかも、受注の前提を作る。
この会社をどう読むか
最初の注文は、たいてい研究室の棚にある既製の培養液ひとつから始まる。その顧客の開発が進むにつれ、専用の配合へ、さらに医薬品の製造基準を満たす品質へと注文が格上げされていくのが、Alpha Teknova の売上の形だ。
強みは速さで、新しい配合を受注から数週間で生産に乗せる。原材料の調達から配合、品質検査までを自社に抱えているから成り立つ芸当で、研究の初期に入り込んでおけば、顧客が製造段階へ進んだときにそのまま付いていける。
バランスシート (要約)
資産 $104M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $69M(66%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$29M
- 固定資産$69M
- 流動負債$8M
- 長期借入金$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $41M
- 売上成長率
- 7.4%
- 粗利率
- 33.2%
- 営業利益率
- −41.9%
- 純利益率
- −42.6%
- ROE
- −25.1%
- ROIC
- −16.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- −21.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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