TLS
Telos核指揮統制の緊急指令や情報機関のメッセージ配信といった、失敗の許されない通信を長く担ってきた実績がある。その信用のうえに、規制順守の判定を自動化するXacta.aiを新たに載せた。
看板はXactaという、サイバーのリスク管理と規制順守の状態を自動で点検して合否の根拠を作るソフト。連邦政府や国防関連の顧客が中心で、TSA PreCheckの登録受付といった身元確認の業務も同じ部門に入る。この部門だけで2025年度の売上の90.8%を占めた。
売上の9割が一つの部門に寄っており、そこで受注が止まれば逃げ場がない。政府予算の削減や契約の打ち切りが直撃する構造で、同じ領域には大手の防衛・情報会社も並んでいる。
請負仕事から繰り返し課金のソフトへ、事業の重心を意図的に移している。かつて売上の29.1%を占めた通信網の構築事業は2025年度に9.2%まで縮み、その分をXacta側が埋めた。
顧客の大半が米連邦政府と国防関連のため、予算の付き方と長期契約の更新がそのまま売上になる。FedRAMPやCMMCといった政府側の認証制度が使われ続ける限り、Xactaには仕事が来る。
この会社をどう読むか
Telos は軍の最重要通信を運ぶ会社として知られてきたが、いまの主な収益源はそこではない。政府や軍のシステムが決められたサイバーの基準を満たしているかを、自動で点検して合否の根拠を出すソフトが主力になった。
その部門は2025年度に売上の90.8%を占め、前年度の70.9%から一年で20ポイント動いた。請負の工事から繰り返し課金のソフトへ、わずか一年で稼ぎ方が入れ替わった会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $140M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $96M(69%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$53M
- 他の流動資産$41M
- 固定資産$45M
- 流動負債$37M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $165M
- 売上成長率
- 52.2%
- 粗利率
- 37.0%
- 営業利益率
- −24.2%
- 純利益率
- −22.2%
- ROE
- −38.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $30M
- フリーCF
- $29M
- 営業CFマージン
- 18.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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