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Tenaya TherapeuticsTN-201はFDAからファストトラック、オーファンドラッグ、希少小児疾患の3つの指定を受け、欧州委員会からもオーファン指定を得た。2026年3月にはAlnylamと心血管疾患の新しい標的を探す共同研究に入り、研究費の一部償還も受ける。
承認された製品はなく、収入と呼べるものはまだない。値段がつくのは、肥大型心筋症に向けたTN-201と不整脈原性右室心筋症に向けたTN-401という2本の遺伝子治療候補が進む速さだけだ。
収入がないため開発費は外部調達頼みで、データが期待に届かなければ次の資金が細る。心臓へウイルスに載せて遺伝子を届ける技術は難度が高く、対象になる患者数も限られる。
患者数の少ない疾患向けは自社で開発から販売まで持ち、患者数の多い疾患向けは外部との提携を検討する、という使い分けを明言している。
TN-201が狙うMYBPC3変異は肥大型心筋症の原因のおよそ2割、米国だけで12万人を超えるとされる。会社が次の資金を引けるかどうかは、この試験から出てくるデータの中身に直結する。
この会社をどう読むか
Tenaya Therapeutics が狙っているのは、症状ではなく心筋症の原因になっている遺伝子変異そのものだ。主力のTN-201は、正常なMYBPC3遺伝子をウイルスに載せ、心臓の細胞へ一度だけ送り込む。
2025年11月の米国心臓協会の学術集会では、コホート1の3人について投与から1年以上の安全性と生検の結果を公表した。2026年は前半にコホート2の中間データ、後半に2年データが控えており、承認品を持たないこの会社の値段は当面その発表だけで動く。
バランスシート (要約)
資産 $147M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $123M(84%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$101M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$41M
- 流動負債$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −73.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$68M
- フリーCF
- −$69M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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