TREE
LendingTree住宅ローンに限らず、個人向けローンや保険まで一度の入力で比べられる幅の広さを1998年から売りにしてきた。単一分野に絞る比較サイトと違い、複数の商いの波を組み合わせて金利の周期を渡ろうとする。
利用者が入力したローンや保険の希望条件を提携先の金融機関へ送り、送った時点で紹介料を受け取る。住宅ローン以外の分野では、契約が実際に成立した時点の成約料も加わる。
金利が跳ね上がった局面では借り換えも新規の申し込みも細り、住宅分野の収入が大きく落ち込む。提携先が顧客獲得を絞れば紹介料も減り、集客の広告費だけが重荷として残る。
金利の波に振られにくくするため、保険や個人向け融資といった住宅以外の分野を育てることに資源を割いている。利益は還元より事業の組み替えに向かい、集客の広告費の効率と負債の管理にも神経を使う。
住宅ローンや借り換えの申し込み件数は金利の水準に直結する。提携先が新規顧客の獲得にどれだけ予算を割くか、そして集客の広告費に見合う利用者を呼べるかも、収入の多寡を決める。
この会社をどう読むか
LendingTree が売っているのは、ローンでも保険でもなく、条件を一度書けば複数の金融機関から見積もりが返ってくる仕組みそのものだ。1998年に住宅ローンの比較で全国に広げ、その後、個人向けローンや保険にも同じ仕組みを移植してきた。
この仕組みは、住宅ローンの金利が上がるとてきめんに縮む。申し込みが細れば送る先も紹介料も細るからで、住宅以外の分野でどこまで穴を埋められるかで、業績の姿が変わる。
バランスシート (要約)
資産 $856M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $287M(34%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$81M
- 他の流動資産$149M
- 固定資産$626M
- 流動負債$137M
- 長期借入金$388M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 24.1%
- 粗利率
- 31.5%
- 営業利益率
- 5.8%
- 純利益率
- 13.5%
- ROE
- 52.8%
- ROIC
- 7.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $73M
- フリーCF
- $61M
- 営業CFマージン
- 6.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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