安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
業務の幅を広げないことを何十年も続けてきた銀行である。フロリダや近隣の州にも店舗を持つが、地盤はあくまでニューヨーク州北部で、複雑な金融商品にも手を出さない。
ニューヨーク州北部を地盤に店舗網を構え、個人から集めた預金を持ち家向けの住宅ローンに回して利ざやを得る。信託や資産管理の手数料も併せ持つが、収益の大半はこの預金と住宅ローンの組み合わせから出る。2025年末の総資産は$6.4B、預金は$5.6Bだった。
金利が急に動けば、預金と住宅ローンの利ざやはすぐ縮む。収益源が住宅ローンに寄っている分、地元の住宅市況が冷えれば直に響く。店舗をニューヨーク州北部に集中させており、その地域経済の浮き沈みから逃れる術がない。
拡大より維持を選ぶ経営で、店舗と業務の幅を絞って費用を切り詰め、堅実な利益を積み上げる。稼いだ現金は配当として株主に返し続けている。
利ざやの厚みは金利の水準しだいで、預金の調達費用と住宅ローンの利回りの差がそのまま利益になる。地元で持ち家を買う人が減れば、貸す先そのものが減る。ネット専業や大手が高い金利で預金を集めるなか、安い預金をつなぎ留められるかも問われる。
資産 $6.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $687M(11%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
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