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Timberland Bancorp一つの街や一つの産業に根を張る地方銀行が多いなか、この銀行は性格の違う六つの地域経済へあえて分散している。木材の町から出発して都市部まで広げた経緯そのものが、リスクの散らし方になっている。
預金を集めて住宅ローンや商業用不動産、中小企業向けに貸し出し、その利ざやを取る。支店網が広がる六郡は木材と漁業、政府雇用、都市経済、小売と製造業と、支えている産業がそれぞれ違う。
政府雇用に頼る郡で公的予算が絞られたり、木材と漁業の郡で一次産業が沈めば、その郡の焦げ付きが増える。金利が急に動けば、保有債券の評価と貸出の利ざやが同時に揺れる。ワシントン州の外に足場がなく、州全体の後退には逃げ場がない。
支店網を一気に広げるのではなく、木材依存の本拠から少しずつ性格の違う郡へ足場を移してきた。1915年から続く貯蓄銀行の出自を引きずり、貸出の規律と預金基盤の安定を優先する。
六つの郡それぞれの雇用環境と、金利水準、そして貸出の焦げ付き具合に業績がつながる。産業の異なる地域を並べているため、地盤全体の景気を一つの指標では掴みにくい。
この会社をどう読むか
Timberland Bancorp の本店があるホクワイアムは、ワシントン州の太平洋岸にある人口8,800人ほどの町だ。1915年に開いたこの銀行は、いまグレイズハーバー、ピアース、サーストン、キング、キトサップ、ルイスの六郡に23の支店を持つ。
この六郡は、経済を支えている産業がそれぞれ違う。本拠のグレイズハーバー郡は木材業と漁業に古くから頼り、サーストンとキトサップは州や連邦の政府雇用が軸だ。ピアースとキングは業種の散った都市経済、ルイスは小売と製造業が中心になる。木材の町から出て性格の違う地域へ足場を移してきた結果、一つの産業の不振がそのまま銀行全体を揺らさない形ができている。
バランスシート (要約)
資産 $2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $263M(13%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$243M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $30M
- フリーCF
- $28M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $8M
- 配当性向
- 27.7%
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