TTRX
Turn Therapeutics候補品を一つ抱えるだけのバイオベンチャーに見えて、同じ配合がすでに三つの医療機器として認可を取り市場に出た実績を持つ。ゼロから安全性を積むのではなく、実績のある処方を新薬の入り口にも通そうとしている。
収入源は、同じ処方が過去に取った医療機器の認可を外部へ貸し出す契約だ。ガーゼ製品のK183681はMedlineへ許諾し、創傷・熱傷向けのFleXはMiMedxへ権利を渡している。
医療機器としての実績があっても新薬の承認は別の関門で、臨床試験は中盤から終盤でつまずく例が珍しくない。開発資金を株式の追加発行で賄えば、既存株主の持ち分はそのまま薄まる。
製造も販売も外部の相手に委ね、社内は開発だけに人と金を集める小さな体制を保つ。医療機器の許諾収入で開発費の一部を賄いながら、新薬承認という次の関門に向かう。
湿疹向けGX-03の臨床試験の結果と、医療機器のライセンス先から入るロイヤルティに乗っている。同じ成分を使い回している分、PHMBの安全性データの積み上がりが複数の適応症の見通しを同時に動かす。
この会社をどう読むか
同じ配合を、医療機器の許可と新薬の承認という二つの扉に通そうとしている。Turn Therapeuticsの処方は2016年11月から2019年10月にかけて三つの510(k)認可を取り、市場に出た実績がある。
2017年から2019年まではMcKessonが創傷ケア用として流通させていたが、湿疹や爪の水虫にも効くという医師の報告を受け、2019年に自ら販売を止めた。いま収入を生むのはMedlineへのライセンスで、次の答えは湿疹の臨床試験から出る。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(39%)。
開示から読める範囲では借金が重い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$7M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −68.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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