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Visa本社(米サンフランシスコ・ミッションロック)
Visa本社(米サンフランシスコ・ミッションロック)
強み

世界中の銀行と加盟店をつなぐ処理網は後から作り直すのが極めて難しく、単純な参入障壁の高さを超えて、決済の共通の土台としての地位を築いている。

成長ドライバー

自らはカードを発行せず貸付もせず、加盟店と発行銀行、利用者の間で取引を処理する役目に徹して、扱った金額と件数に応じた手数料を得る。近年は人が操作しなくてもAIが判断して支払いを終える決済の形にも技術投資を広げている。

リスク

不況で消費が落ち込めば取引量が減り、とりわけ手数料の厚い国境をまたぐ取引は旅行や貿易の停滞で真っ先に痩せる。各国で手数料の水準や決済網の独占的な立場が規制や訴訟の対象になってきたことも、長年抱えてきた重荷だ。

経営の癖

決済網を広げて手数料収入を積む本業を回しながら、生成AIやステーブルコインなど新しい支払いの形にも早くから資金を投じてきた。

読みの軸

世界で使われるお金の量そのものと、現金からカードや電子決済へ移る速さが取引件数を押し上げる。件数が増えるほど手数料は積み上がるが、消費が冷え込めば処理する件数から先に減る。

この会社をどう読むか

Visaと聞いてまず浮かぶのはカードのロゴだろうが、この会社自体はカードを一枚も発行していない。発行するのは提携する銀行で、Visaが担うのは店と銀行と利用者をつなぐ処理の役目だ。

最近の開示では、人がボタンを押さなくてもAIが判断して支払いを完結させる新しい決済への対応が語られるようになった。決済の中心が人からソフトウェアに移っても、その間をつなぐ処理網を握っていれば手数料は変わらず入る、という発想が透けて見える。

バランスシート (要約)

資産 $99.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $37.9B(38%)。

財務状態スコア
A健全

借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定

資産 (合計)
$99.6B前期比 +5.4%
107位 / 4,281社 上位10%
  • 現金・現金同等物$17.2B
  • 他の流動資産$20.6B
  • 固定資産$61.9B
負債 (合計)
$61.7B前期比 +11.5%
131位 / 4,239社 上位10%
  • 流動負債$35B
  • 長期借入金$19.6B
  • 短期借入金$5.6B
純資産
$37.9B前期比 −3.1%
63位 / 4,239社 上位10%
自己資本比率の推移
2021
45%
2022
42%
2023
43%
2024
41%
2025
38%

この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。

収益性 (TTM)

売上高
$40B
107位 / 3,391社 上位10%
売上成長率
11.3%
粗利率
—
営業利益率
60.0%
純利益率
50.1%
ROE
52.9%
ROIC
30.0%
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
$23.1B
20位 / 4,104社 上位1%
フリーCF
$21.6B
11位 / 3,300社 上位1%
営業CFマージン
57.6%
現金燃焼
なし(CFは流入)
フリーCFの5年推移

配当

配当総額(年間)
$4.6B
配当性向
23.1%
配当の5年推移

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — Visa の提出書類
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