VEEA
Veea2014年に欧州の標準化団体ETSIがこの分野の専門部会を立ち上げた際、そのもとになった白書に寄与した会社で、いまも120件を超える特許を抱える。クラウド側から手元へ降りてくる同業が多いなか、最初から手元の機器を起点に設計している。
Wi-Fiルーターと小型サーバーを一体にしたVeeaHubという機器を、店舗や工場、通信事業者に売る。そこにクラウド管理やセキュリティの機能を利用料として乗せ、通信が細い地域向けの固定無線ブロードバンドも手がける。
同じ「データを手元で処理する」発想には資金力のある大手クラウド会社も参入しており、規模の勝負になれば分が悪い。上場したばかりで収入がまだ小さく、開発費を賄うための増資が株式の希薄化を招きやすい。
2024年9月にSPAC(空箱の買収会社)との合併で上場したばかりだ。通信事業者やシステム構築会社との提携を広げ、VeeaHubの導入先を積み増す段階にある。
箱を導入してもらえるかどうかは、通信事業者やISP(インターネット接続業者)、システム構築会社との取引関係にかかっている。開発を続けるための資金繰りが続くかどうかも、事業の広がり方を決める。
この会社をどう読むか
Veeaがいまの姿になったのは2024年9月のことだ。それまではPlum Acquisition Corp Iという中身のない「空箱」の買収会社で、ケイマン諸島に籍を置いていた。
手がけるのは、センサーが集めたデータを遠くのクラウドに送らず、その場に置いた小さな箱で処理してしまう仕組みである。欧州の標準化団体で早くから規格づくりに関わった蓄積はあるが、同じ発想にクラウド大手も乗り出している。
バランスシート (要約)
資産 $28M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$134K
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$13M
- 流動負債$32M
- 長期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $222K
- 売上成長率
- 56.6%
- 粗利率
- 68.5%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$15M
- フリーCF
- −$15M
- 営業CFマージン
- −6858.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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