VGAS
Verde Clean Fuels石油を精製せずに天然ガスや廃棄物からガソリンを直接作れると謳う技術は、他に例がない。ただし実証プラントは1万時間動いたきりで、商用規模にはまだ届いていない。エネルギー投資会社Bluescapeと、石油ガス大手Diamondbackの子会社Cottonmouthが主要株主に名を連ねる。
まだ量産設備を持たず、売上はゼロ。2020年にPrimus Green Energyから買い取った合成ガス変換技術STG+が唯一の資産で、1万時間を超える実証運転を終えた設備はいま止めてある。今後はこの技術を提携先に使わせ、技術料と技術支援の対価で稼ぐ形を目指す。
2026年2月、パーミアン盆地での天然ガス需要が想定より強まったことを理由に、目玉だった計画そのものを凍結した。翌3月には新CEOを迎え、財務アドバイザーを立てて他の選択肢を探り始めており、いまの技術のままでは事業化の筋道が引けていない。
2026年3月に就任した新CEOのもと、自社で巨額の設備を建てる路線から、提携先に技術を貸す軽い路線へ切り替えた。同年のコストを前年比5割減らす計画を掲げ、取締役会も縮小して守りを固めている。
施設を建てるだけの資金を集められるかと、原料になる合成ガスを安定して確保できるかに事業化の成否がかかる。できたガソリンが石油由来の製品と価格で並べるかも問われる。
この会社をどう読むか
Verde Clean Fuelsが2026年に入って最初にやったのは、施設を建てることではなく、目玉の計画を止めることだった。
天然ガスや廃棄物からガソリンを直接作るSTG+は、2020年にPrimus Green Energyから買い取った技術だ。だが2月にパーミアン盆地の計画を凍結し、3月にはCEOを交代させて他の道を探り始めた。技術が動くことと、それで商売が成り立つことは別だという現実が、いま前面に出ている。
バランスシート (要約)
資産 $60M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $58M(96%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$57M
- 他の流動資産$711K
- 固定資産$2M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −12.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$17M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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