VHI
Valhi白い顔料と錠前と砂漠の土地開発という、客も技術も互いに重ならない三つを一つの上場会社に載せている。傘下のKronos、NL、CompXもそれぞれ別に上場しており、外から見た階層は入り組む。
傘下のKronos、CompX、LandWellの稼ぎを連結して取り込む。金額の大半は白色顔料のKronosが出し、錠前と船の部品のCompX、ネバダ州の土地開発のLandWellが残りを埋める。
顔料の値段が下がると、大きな工場を抱えるKronosの損がそのまま連結にのしかかる。持株が何段にも重なる構造のため、91%を握るContranの都合と少数株主の利害がずれる場面もある。
1979年にContranが支配を握って以来、一族の意思で子会社を売り買いしてきた歴史が、そのまま今の形になっている。傘下から吸い上げた配当を、株主にも配る。
業績の形はほぼ白色顔料の世界需給で決まり、残りの2社は振れ幅を薄める役に回る。持株会社なので、手元に現金が入るかどうかは傘下各社が配当を上げてくるかどうか次第になる。
この会社をどう読むか
Valhiは、白い顔料を作るKronos、郵便受けの錠前や船の部品を作るCompX、ネバダ州の土地を開発するLandWellを傘下に置く持株会社だ。事業として重なるところはほとんどなく、束ねているのは資本の線だけである。
株式の91%はContranという一族の持株会社が握り、支配は1979年から続く。2025年10月にはLandWellがネバダ州ヘンダーソンの分譲地の最後の区画を売り切り、長く続いた土地開発が一区切りついた。
バランスシート (要約)
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1B(39%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$214M
- 他の流動資産$1B
- 固定資産$1.4B
- 流動負債$449M
- 長期借入金$591M
- 短期借入金$800K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- −1.3%
- 粗利率
- 14.2%
- 営業利益率
- 3.0%
- 純利益率
- −2.8%
- ROE
- −5.6%
- ROIC
- 3.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$36M
- フリーCF
- −$82M
- 営業CFマージン
- −1.7%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
- 配当総額(年間)
- $9M
- 配当性向
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