財務データが揃わず、性格の分類はしていない
汎用のデータ通信チップではなく、長距離の配線でも信号の劣化を抑えることに設計を絞り込んでいる。車載向けのMIPI A-PHY規格に準拠したチップを業界で最初に世に出した。
2021年からメルセデス・ベンツの全乗用車ラインの車内情報システムにチップが採用され、これが自動車事業の収益の起点になっている。もう一つの売り先は会議室やデジタルサイネージ向けのHDBaseT規格のチップだ。自社工場は持たず、設計に集中するファブレス方式をとる。
自動車メーカーの設計に採用が決まっても、実際に量産車へ搭載され収益になるまで数年かかる。会議室向けの需要はオフィス投資の景気に敏感で、大手の汎用半導体メーカーが同じニッチに参入すれば価格で押される。採算が整う前に開発費がかさみ続ける弱さもある。
手元の資金は株主への還元ではなく、次世代チップの設計と自動車メーカーの認証取得に回している。メルセデス一社に寄りかかった状態から抜け出すことが、いま経営が最優先で追っている課題になる。
収益の伸びは、メルセデス以外の自動車メーカーへ採用を広げられるかにかかっている。車載側はMIPI A-PHYという通信規格がどこまで業界標準として普及するか次第でもある。映像機器側ではHDBaseTを推すLG・Samsung・Sonyとの協業関係が支えになっている。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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