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Verrica Pharmaceuticals臨床試験中の新薬候補ではなく、すでに承認され販売中の薬を主力に据えている点が、他の小型バイオと違う形だ。いぼの治療という、これまで確立した薬の乏しかった領域に、最初の処置薬を持ち込んだ。
収益の大半は、医師が処置の場で塗布するYCANTHの販売で立つ。約40人の営業体制で小児皮膚科医や皮膚科医に売り込み、いぼの治療薬としては初めての承認品という強みを前に出している。
処置は医師の診察室での塗布に限られ、家庭で使う薬ではないため、普及には診察を受けに来てもらう必要がある。競合の乏しい市場とはいえ、自然治癒を待つ選択肢も根強く、新薬への切り替えには時間がかかる。開発中のVP-315への投資も資金を圧迫する。
医師への直接営業をパートナーに任せず自前の専門チームで行う点が経営の軸。皮膚がんの一種を狙うVP-315など次の候補には、YCANTHの販売が軌道に乗るのを見ながら資金を割り振る。
成長の速度を決めるのは、診察に来た患者に医師がYCANTHを使うかどうかという一点に近い。保険からの支払い水準と、いぼの別の種類への適応拡大が、そこに効いてくる。
この会社をどう読むか
Verrica Pharmaceuticalsは、まだ承認前の候補薬に賭けるバイオ企業に見える。ところが実際には、ウイルス性の皮膚のいぼを対象にFDAが2023年7月に初めて承認した薬YCANTHを、すでに市場に出している。
医師が診察室で塗布する製剤という珍しい投与形態を強みに、専門の営業チームが小児皮膚科医や皮膚科医への浸透を図る。承認薬から入る収益で、皮膚がんの一種を狙うVP-315など次の候補への投資を賄う組み立てが、この会社の性格を形づくっている。
バランスシート (要約)
資産 $47M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(52%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$30M
- 他の流動資産$12M
- 固定資産$5M
- 流動負債$16M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $36M
- 売上成長率
- 370.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −34.2%
- 純利益率
- −50.3%
- ROE
- −72.3%
- ROIC
- −38.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$18M
- フリーCF
- −$18M
- 営業CFマージン
- −49.5%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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