VUZI
Vuzix完成品を組み立てるだけの会社と違い、導波路と表示エンジンという光学の中核まで自社で作り、他社の機器にも売る。28年ぶんの導波路の特許と製造の勘所が、この垂直統合を支えている。
工場や医療、防衛といった両手がふさがる現場向けに、視界へ文字や映像を重ねるスマートグラスを作って売る。あわせて、レンズの中で映像を導く極薄の光学部品「導波路」と表示エンジンを、他社ブランドの機器に組み込む部品としても供給する。導波路の製造設備を自社内に持つことが、この二本立てを可能にしている。
スマートグラスという市場そのものがまだ立ち上がりきっておらず、出荷台数が読みにくい。大手電機が本気で参入すれば、資本と量産力の差で押し込まれる。研究開発費がかさんで赤字が続き、増資による希薄化も止まっていない。
研究開発への投資を先に出し、機器と部品の両方から回収を狙う段階にある。自社ブランドの製品を磨くのと並行して、技術そのものを部品として売る道を広げている。
工場や医療現場でのスマートグラスの採用がどこまで広がるかと、他社からの部品の引き合いが積み上がるかが鍵になる。開発費が先に出ていく段階が続くため、手元資金の厚みも同じくらい効く。
この会社をどう読むか
Vuzixの技術の芯は、眼鏡のレンズに埋め込まれた一枚の薄い板にある。
導波路と呼ばれるこの光学部品が、小さな表示装置の映像を目の前まで運ぶ。1997年の設立以来この部分の特許と製造技術を積み上げ、自社ブランドのスマートグラスに載せるだけでなく、他社ブランドの機器にも部品として供給してきた。市場がまだ立ち上がりきっていない分野で、完成品と部品という二つの入り口を持っておく構えだ。
バランスシート (要約)
資産 $40M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(62%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$21M
- 他の流動資産$6M
- 固定資産$13M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6M
- 売上成長率
- 9.1%
- 粗利率
- −16.9%
- 営業利益率
- −517.6%
- 純利益率
- −513.9%
- ROE
- −130.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$21M
- 営業CFマージン
- −299.2%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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