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Cactus坑口機器と可とう管を、別ブランド・別工場体制で並行して売る二枚看板の構成が、単一の製品に絞る掘削機器メーカーとは違う。
Cactus Wellheadブランドの坑口・圧力制御機器は、井戸を掘り始める段階で必ず要るため、新しく掘られる井戸の本数が売上に直結する。FlexSteelブランドの可とう管はその逆で、仕上げを終えた井戸から石油やガスを集める段階の配管になる。
2025年はWTI原油が前年比15%安、米国陸上の稼働リグも6%減となり、そこへ鉄鋼への50%関税が重なった。天然ガス価格はAI向けインフラの電力需要への期待で6割上がったが、原油側の掘削の落ち込みを埋めるには届かない。
買収で取り込んだFlexSteelを二本目の柱として育てつつ、既存の坑口事業から配当を出し続ける形をとる。製造をルイジアナ・中国・ベトナムに分けて置き、関税と物流の当たり方を分散させている。
坑口機器はルイジアナ州ボシアシティの工場に加え、中国の蘇州とベトナムのハイズオンでも作る。米国陸上の稼働リグ数と鋼材の値段、そして輸入品にかかる関税の三つが、同時に業績を押し引きする。
この会社をどう読むか
井戸は掘って終わりではなく、掘る段階と、仕上げた後で石油やガスを集める段階とで、必要になる道具が変わる。Cactusはその両方に別々の商品を当てていて、前者が坑口・圧力制御機器のCactus Wellhead、後者が可とう管のFlexSteelにあたる。
坑口機器の一部は中国とベトナムの工場で作っているため、2025年のように鉄鋼と輸入の両方に関税がかかる年は、原油安による受注減とコスト高が同時に来る。逆に天然ガス側の掘削が上向けば坑口機器だけでも下支えが利き、二枚看板の組み合わせが掘削サイクルへの当たり方をずらしている。
バランスシート (要約)
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(66%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$124M
- 他の流動資産$831M
- 固定資産$917M
- 流動負債$164M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- −4.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 23.2%
- 純利益率
- 15.4%
- ROE
- 13.5%
- ROIC
- 16.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $258M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 23.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $37M
- 配当性向
- 22.6%
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