WHWK
WhiteHawk Therapeutics承認薬を持ち、売上も立っていた数少ない小型バイオでありながら、その事業を丸ごと手放して他社発の技術に賭け替えた点。自分で創るのではなく、他社が育てた候補を見極めて取り込む側に回っている。
いま自社で売っている薬は無い。2025年3月に主力の抗がん剤事業を KAKEN Pharmaceutical へ $102.4M で譲り、その現金を開発費に充てている。2024年12月に WuXi Biologics から導入した抗体薬物複合体の候補3本が、将来の提携料や承認後の売上の源になる。
自社の研究拠点も製造設備も持たない運営のため、委託先が詰まればそのまま開発が止まる。3本は同じ技術基盤を共有しており、一本で安全性の問題が出れば残りにも疑いが及ぶ。手元資金が尽きれば追加の調達が要る。
研究所も工場も持たず、外部委託で開発を回す身軽な形を選んでいる。売却で得た現金を分散させず、導入した候補の初期治験へ集中して投じる。
導入した3本の治験データと、開発と製造を任せる外部機関の遂行力、そして売却で得た現金がどこまで持つかに依存する。最初の2本の結果が出るのは2027年前半の見込みで、それまでは待つ時間が続く。
この会社をどう読むか
2025年3月、この会社は承認済みの抗がん剤 FYARRO の事業をまるごと KAKEN Pharmaceutical へ $102.4M で売った。売上の立つ製品を手放し、社名も Aadi Bioscience から WhiteHawk Therapeutics へ改めている。
代わりに懸けているのは、2024年末に WuXi Biologics から導入した抗体薬物複合体の候補3本である。うち2本は治験開始が認められ、第1相の被験者募集がすでに始まっている。
バランスシート (要約)
資産 $151M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $136M(90%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$38M
- 他の流動資産$111M
- 固定資産$2M
- 流動負債$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7M
- 売上成長率
- −72.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −288.3%
- ROE
- −15.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$97M
- フリーCF
- −$98M
- 営業CFマージン
- −1363.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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