
WVVI
Willamette Valley Vineyards畑の育成から醸造、瓶詰めまでを自前で抱え、収穫年ごとのぶどうの出来がそのまま瓶に出る。買いぶどうに頼る醸造所と違い、当たり年も不作の年も自分で引き受ける造り方をする。
自社畑で育てたぶどうをワインに仕込み、レストランや酒販店への卸と、直営の試飲施設での直売で稼ぐ。醸造設備の余力は年27.5万ケースで、2025年の生産は15.9万ケース。設備の側には、当面の増産を吸収できる余地が残っている。
畑仕事である以上、天候や山火事、病害で収穫が年ごとに大きく振れる。ワインは仕込みから出荷まで時間がかかり、その間の資金が寝る。景気が冷えれば、レストラン向けの卸や試飲施設の客足からまず落ちる。畑がオレゴンに集まっているため、その土地の災害が逃げ場なく響く。
稼ぎは畑と醸造設備へ回すのが基本で、直営の試飲施設やスパークリングワイン専用のドメーヌ・ウィラメットを整えてきた。普通株への配当は見送り、優先株にだけ配当を払う形を続けている。
ぶどうの収穫の出来と、レストランや酒販店の仕入れ、そして直営の試飲施設に足を運ぶ客の数で数字が決まる。天候や病害で収穫が細れば、翌年以降に瓶詰めできる量そのものが縮む。
この会社をどう読むか
Willamette Valley Vineyardsの醸造設備は、年に27.5万ケースのワインを造れる。だが2025年に実際に仕込んだのは15.9万ケースだった。
この差は設備の余裕であり、良い収穫年には増産へ回せる余地でもある。ただし畑から瓶詰めまでを自前で抱えるということは、その年のぶどうの出来がそのまま生産量になるということでもある。造った量をさばく先は、卸と直営の試飲施設の二つしかない。
バランスシート (要約)
資産 $108M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $66M(61%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$411K
- 他の流動資産$39M
- 固定資産$69M
- 流動負債$14M
- 長期借入金$14M
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $37M
- 売上成長率
- −6.5%
- 粗利率
- 60.5%
- 営業利益率
- −3.9%
- 純利益率
- −2.5%
- ROE
- −1.4%
- ROIC
- −1.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −4.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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