WWR
Westwater Resources米国はバッテリー級黒鉛のほぼ全量を海外からの輸入に頼っており、鉱区から加工まで国内で完結させようとする構えが輸入業者との違いになる。1977年設立の会社が2017年に黒鉛へ商売替えした経緯も珍しい。
アラバマ州のKellyton Graphite Plantで、天然の鱗片状黒鉛を電池の負極材に使える形へ加工する計画だ。原料は同じコーサ郡のCoosa Graphite Deposit鉱区から賄う構想だが、工場はまだ本格稼働前で、製品による収入はほとんどない。
設備が動くまで収入がほとんどなく、建設費の膨張や遅延がそのまま資金繰りの重荷になる。増資を重ねれば既存株主の持ち分は薄まり、海外から安く入る黒鉛との価格競争にも直面する。
売る相手を探す前に、まず工場を完成させて動かすことへ人と金が向かっている。稼働にこぎ着けるまでの資金繰りが、そのまま経営の日程表になっている。
工場の建設と稼働が計画通り進むか、その日まで資金を保てるかに存続がかかる。電気自動車や蓄電システムの需要がどこまで伸びるかも、将来の販売量を決める。
この会社をどう読むか
Westwater Resources は、社名だけ見ると水関連の会社に思えるが、いま手がけているのは電池に使う黒鉛だ。1977年の設立当初は資源の探査会社で、2017年に事業の軸を丸ごと黒鉛へ切り替えた。
アラバマ州コーサ郡の一角に、原料となる鉱区と加工工場を並べて持つ計画で、米国がほぼ輸入に頼るバッテリー級黒鉛の国産化を狙う。ただし工場が動き出すまで、この会社の価値は計画書の上にしかない。
バランスシート (要約)
資産 $195M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $182M(93%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$49M
- 他の流動資産$294K
- 固定資産$146M
- 流動負債$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −15.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$22M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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