
XBIT
XBiotech動物由来でも人工でもなく、人の体が自然に作った抗体をそのまま薬にするTrue Human抗体を使う。抗体の出どころそのものが他社と違う。
承認された薬はまだなく、収入の源は過去の売却益とその運用にある。2019年末に自社開発の抗IL-1α抗体を大手製薬会社へ売り、2021年半ばまでに合計$750Mを受け取った。最大$600Mの成功報酬も契約に残っている。
2020年以降、$495Mを自社株買いと配当で株主へ返しており、手元資金は着実に目減りしている。新しい候補が振るわなければ、次の収入源を欠いたまま現金だけが減る。
売却で得た現金の大半を先に株主へ返し、残りを長期の開発計画に充てている。一度当てた標的にもう一度挑む、腹の据わった資金配分。
膵臓がんを狙うNatrunixが臨床で効き目を示せるかどうかが最初の関門になる。そこへ辿り着くまで手元の現金が持つかも、同じくらい重い。
この会社をどう読むか
XBiotechには、承認された薬が一つもない。それでも2019年末、開発中だった抗体薬を大手製薬会社へ売り、2021年半ばまでに$750Mを受け取った実績がある。
その現金のうち$495Mは、すでに自社株買いと配当で株主へ渡した。残りで挑んでいるのが、売った薬と同じIL-1αを別の病気で狙う新しい候補だ。2021年からは膵臓がんでNatrunixの試験を続けている。一度当てた手を、もう一度当てられるかを見る会社。
バランスシート (要約)
資産 $150M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $140M(94%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$126M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$23M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −32.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$40M
- フリーCF
- −$40M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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