XOS
XosXos Hubの顧客にはグーグル系の自動運転部門ウェイモやカリフォルニア州の交通局、複数の電力会社が名を連ねる。他社の車両に電動化の中身だけを供給するパワートレイン事業もあり、トラック屋という見え方とは違う顔を持つ。
毎日決まった道を走る配送や作業向けの電気トラック「Xosシャシー」を作って売る。あわせて、電池とインバーターを積んだ可搬型の充電・給電装置「Xos Hub」の販売と貸し出しで稼ぐ。学校バス大手ブルーバードなど他社の車両に動力系だけを供給する事業も抱える。
電気の商用車はまだ台数が少なく単価も高いため、赤字を掘りながらの拡大が続く。2024年に買収した旧ElectraMeccanicaの統合や、複数事業の同時展開が経営資源を分散させるリスクもある。
2024年3月にElectraMeccanicaを株式交換で買収して事業を広げた。経営陣は台数の拡大より先に、可搬型電源という新しい柱を育てる方向に資源を振り向けている。
Xos Hubの買い手は州の交通局や電力会社まで広がっており、このトラック以外の事業がどこまで育つかが今後の稼ぎ方を決める。トラック本体は、配送事業者が慣れたディーゼル車から切り替える判断をするかどうかにかかる。
この会社をどう読むか
電気トラックの会社が年次報告に並べた顧客名には、意外なものが混じっている。グーグル系の自動運転部門ウェイモと、カリフォルニア州の交通局だ。どちらもトラックを買ったのではなく、電池を積んだ可搬型の充電・給電装置「Xos Hub」の客である。
Xosはいまも、毎日同じ配送ルートを走る用途に絞った電気トラック「Xosシャシー」を作っている。ただ事業の重心は、電力インフラそのものを可搬化して貸し出すHubのほうへ移りつつある。トラックの買い替えに慎重な配送事業者を待つより、こちらの芽のほうが先に育っている。
バランスシート (要約)
資産 $60M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $23M(39%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$14M
- 他の流動資産$36M
- 固定資産$10M
- 流動負債$24M
- 短期借入金$958K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $46M
- 売上成長率
- −17.8%
- 粗利率
- 5.9%
- 営業利益率
- −71.9%
- 純利益率
- −55.1%
- ROE
- −108.7%
- ROIC
- −107.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 11.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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