XWEL
XWELL街なかではなく、乗り継ぎと搭乗待ちという空港の空き時間だけを狙う。同じ場所を使って、施術と公衆衛生の監視という性質のまるで違う二つを並べている点も珍しい。
米国内16店舗と、ドバイ・アブダビ・アムステルダム・イスタンブールの海外9店舗で、マッサージやネイルを旅客に売る。これに、CDC向けの感染症監視を請け負うXpresTestと、2023年に買収した脱毛サロンNaples Wax Centerが加わる。
コロナ検査で稼いだ拠点は2023年末にすべて閉じており、需要が消えたときの落ち方はすでに見た通りだ。空港の賃料は高く施術は人手仕事で利幅が薄いため、旅行需要が鈍れば店舗側から先に痛む。
需要が消えた診断検査は2023年末に畳む一方、同じXpresTestを政府向けの監視業務へ振り替えて残した。2025年には別ブランドTreatの拠点もXWELLへ一本化し、看板の数を絞っている。
空港を通る旅客の数と、賃料の高い店舗をどれだけ埋められるかが、スパ側の収益をそのまま決める。検査側は性質が違い、CDCとの契約が更新されるかどうかという一本の綱に乗っている。
この会社をどう読むか
XWELLは空港スパの会社として知られるが、コロナ検査の跡はきれいには消えていない。旅行者向けの診断検査は2023年末に全拠点を閉じたものの、同じXpresTestがCDCと組んだ感染症の監視事業として残っている。
2025年2月には、この監視業務が基本額$22.2Mの3年契約として更新された。空港の賃料と人手に利幅を削られるスパ本体の横で、公衆衛生の予算に乗った収入がもう一本走っているのが、いまの姿だ。
バランスシート (要約)
資産 $11M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$5M
- 流動負債$13M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $29M
- 売上成長率
- −13.8%
- 粗利率
- 25.7%
- 営業利益率
- −53.6%
- 純利益率
- −58.2%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$12M
- 営業CFマージン
- −29.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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