
XXII
22nd Century Group米食品医薬品局からMRTP(修正リスクたばこ製品)の認定を得た燃やすたばこは、いまのところ同社のVLNだけだ。ニコチンを95%減らしても味を保つ葉の品種を自社で持ち、その葉を規制の認定と一組にして売っている。
ノースカロライナ州モックスビルの工場で低ニコチンのVLN紙巻きたばこを作る。同じ設備でよそのたばこ会社の紙巻きや葉巻も請け負っており、この受託製造がもう一本の収入源になっている。
紙巻きたばこの喫煙人口そのものが減り続けるなかで戦っている。低ニコチン版への転換を促す規制は期待されてきたが、実施の時期も範囲もまだ固まっていない。年次報告書には継続企業の前提に関する重要な疑義の注記が付いており、手元資金は薄い。
2015年から低ニコチン葉の紙巻きを作り続けてきた蓄積の上で、2025年に売り方を切り替えた。受託製造の取引先ブランドにVLN版を相乗りさせ、自社で一から売り込むより早く棚を取る方針をとる。
禁煙したい喫煙者に低ニコチン版をどこまで届けられるか。その速さは、受託製造で付き合いのあるブランドの販売網をどれだけ借りられるかで決まる。当局がニコチンの上限規制に本当に踏み込むかどうかも、追い風の大きさを変える。
この会社をどう読むか
22nd Century Groupが売るのは禁煙具ではなく、たばこそのものである。ただし中身のニコチンを95%落とし、米食品医薬品局から燃やすたばことして唯一のMRTP認定を取り付けた紙巻きだ。
看板のVLNは、単独ブランドとして棚に置いてもらうのに苦戦した。そこで2025年からは、受託製造で付き合いのあるブランドにVLN版を作らせ、相手の販売網ごと借りる形に切り替えている。喫煙人口が減り続けるなか、規制の追い風がいつ強まるかは読めない。
バランスシート (要約)
資産 $27M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16M(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$10M
- 固定資産$9M
- 流動負債$7M
- 長期借入金$708K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $18M
- 売上成長率
- −27.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −65.8%
- 純利益率
- −28.7%
- ROE
- −32.1%
- ROIC
- −55.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$8M
- 営業CFマージン
- −43.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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