YALA
Yalla Group現地の祝日に合わせて配色やロゴを変え、贈り物の意匠も土地の習慣から起こす。Ludoやドミノ、蛇と梯子といった地元で長く遊ばれてきた盤上遊戯を、手触りを崩さずに移植した点が汎用のSNSと違う。
利用者はアプリ内の通貨を買い、雑談部屋やゲームで使う贈り物や特権、VIP会員などに充てる。2025年の売上は$341.9M。人気配信者に報酬を払って人を呼ぶ型ではないぶん、集客にかかる費用が軽い。
声の通話は、国によっては免許の要る通信サービスとして扱われうる。UAEやサウジアラビアで解釈が定まらないまま、同社は2026年3月末時点でVoIPの免許を一つも持っていない。
主な収益源の二本を守りつつ、地域を細かく刻んで新作を出す。アラビア語向けのYallaChat、サウジ向けのYalla Baloot、南米向けのYalla Parchisと、刻み方は言語や国の単位まで下りている。
主力は声で話すYallaと、ボードゲームのYalla Ludoの二本で、いまも売上の大半をこの二つが占める。2025年第4四半期の月間利用者は平均約4,480万人、うち課金した人は1,040万人だった。
この会社をどう読むか
中東・北アフリカには、友人や隣人が集まって贈り物を交わし、遊びながら過ごす「マジリス」という古い習わしがある。Yalla Groupの二つの事業、声で話す部屋のYallaと盤上遊戯のYalla Ludoは、どちらもこの集まりを画面に移したものだ。
本社はドバイ、法人はケイマン籍、技術と製品開発の一部は中国という珍しい組み合わせで動き、ニューヨーク証券取引所にはADSで上場している。地域の習慣に合わせ込むほど利用者は離れにくくなるが、肝心の声の通話が各国で通信免許の対象になりうる不確かさは消えない。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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