YCBD
cbdMDCBDひとつに賭けず、ペット用、きのこのサプリ、大麻由来の飲料へとブランドを分けて置いている。原料の麻は米国内の農場から調達し、酔わせる成分を検出限界以下まで落とした処方を自前で持つ。
麻から採ったCBDの健康食品が主力で、ペット向け、きのこ由来のサプリ、大麻由来の飲料と四つのブランドに分かれる。売り先は自社通販と、量販店やアマゾンの棚の二本立てになっている。
直近の年次報告書は、追加の資金調達なしに事業を続けられるかに疑いがあると自ら記している。CBDは連邦と州で規制の扱いがそろわず、当局の解釈ひとつで扱える成分が変わる。シリーズB転換優先株やワラントの行使は、そのたびに普通株主の持ち分を薄める。
2024年に組織と通販基盤を作り替えて費用を絞り、黒字化までの道筋を優先している。研究開発は子会社のcbdMD Therapeuticsに集め、新しい成分の投入もそこから出す形をとる。
収益の中身は、利幅の厚い液状のチンキから、グミや飲料へと移り続けている。この入れ替えのなかで粗利を保てるかが第一の関門で、小売の棚を確保し続けられるかがそれに続く。
この会社をどう読むか
cbdMDは麻由来のCBDだけを売る会社として知られてきたが、いま伸ばそうとしているのはきのこのサプリと大麻由来の飲料のほうだ。
利幅の厚いチンキが売れなくなり、グミや飲料へ中身が入れ替わったことで、売上が戻っても粗利が戻りにくい形になっている。年次報告書には継続企業の前提に関する疑義が明記されており、資金は優先株やワラントに頼る。この二つを並べて読むと、新カテゴリーの成否がそのまま存続の条件だと分かる。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(69%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$4M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $19M
- 売上成長率
- −1.5%
- 粗利率
- 62.4%
- 営業利益率
- −11.3%
- 純利益率
- −10.6%
- ROE
- −28.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −7.6%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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