YDDL
One and One Green Technologies鉱山から掘るのではなく、都市に溜まった使用済み機器を原料にする。排ガスを再循環させて灰や滓からも金属を回収する自前の処理設計を持ち、バーゼル条約の枠組みで有害廃棄物を輸入できる許可を得ている点が、単なる集荷業者と違う。
韓国や日本、東南アジア、欧州、米国から集めた電子廃棄物と金属くずを破砕し、選別してから炉に入れ、銅合金の地金とアルミくずに作り替えて売る。2025年12月期は銅合金の地金が売上の68.5%、アルミくずが30.0%を占めた。年間の処理能力は約30万トンとされる。
売上の7割が銅合金の地金である以上、銅相場の下落はそのまま収入の目減りとなり、薄い利ざやを直に削る。原料の集荷が細れば炉の稼働率が落ち、固定費だけが残る。上場から日が浅く規模も小さいぶん、資金は増資に頼りやすい。
会長のカイフェン・ヤン氏が自身の持株会社を通じて議決権の約91%を握り、重要な決議は事実上この一人の意向で決まる。稼いだ資金は処理能力の拡張に向ける方針を掲げる。
原料となる廃材を安く継続的に集められるかどうかと、銅とアルミの国際相場。有害廃棄物を輸入して処理する事業のため、フィリピン政府の各種許可を保ち続けられることが操業の前提そのものになる。外資の持分が制限される国であり、現地の事業会社2社は資本ではなく契約で支配下に置かれている。
この会社をどう読むか
One and One Green Technologiesが原料にするのは鉱石ではなく、世界中で使い終わった電子機器と金属くずだ。韓国や日本、欧州、米国から運び込んだ廃材をフィリピンの拠点で破砕・選別し、最後は炉で溶かして銅合金の地金に変える。
環境の会社に見えるが、収入の姿はほぼ銅の相場そのものである。2025年12月期は銅合金の地金だけで売上の68.5%を占め、残りの大半をアルミくずが埋めた。もう一つ押さえておきたいのが株主構成で、会長のカイフェン・ヤン氏が持株会社を通じて議決権の約91%を持つ。相場と一人の判断という、性格の違う二つの変数が同時に効く小型株だ。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
YDDL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…