ADC Therapeutics は、抗体に強力な抗がん剤をつないで、がんの細胞を狙い撃ちする薬を手がけるバイオだ。
最大の特徴は、抗体を運び役にして強力な抗がん剤をがんの細胞に狙い撃ちで届ける手法と、血液のがんで得た承認薬にある。一方で看板の承認薬の売上の頭打ちが弱点で、抗体に薬をつなぐ手法の副作用の管理の難しさ、次の候補の試験の失敗、赤字の継続と希薄化、同じ仕組みを狙う他社との競合も弱みになる。ADCT を読むときは、承認薬の売上と臨床試験の結果、資金繰りを軸に見るとよい。

抗体を運び役にして、強力な抗がん剤をがんの細胞に狙い撃ちで届ける手法と、血液のがんで得た承認薬が最大の特徴。承認薬を持つことで、開発だけの段階のバイオより一歩進む。抗体に薬をつなぐがんの薬に特化したバイオの立ち位置にいる。
抗体に強力な抗がん剤をつないだ薬を作り、売るのが事業の柱。がんの細胞の目印に結びつく抗体を運び役にして、つないだ抗がん剤をがんの細胞に届け、狙い撃ちする仕組みを使う。看板は、特定の血液のがんで承認を得た薬で、その販売が収入の柱になる。これに加え、同じ仕組みを使った次の候補を、複数の試験で進める。これらの抗体に薬をつないだがんの薬の販売で稼ぐ構造になっている。
看板の承認薬の売上が、競合や処方の伸び悩みで頭打ちになる弱点を抱える。抗体に薬をつなぐ手法は、副作用の管理が難しいこともある。次の候補が試験に失敗すれば、成長の絵が崩れる。承認薬を一つ持つとはいえ、まだ赤字で、現金が細れば増資で持ち分が薄まる。同じ仕組みを狙う他社との競合もある。
配当を出さず、承認薬の販売と次の候補の開発に投資する経営。現在の経営者が率いる。看板の承認薬の販売の拡大と、次の候補の臨床試験、増資や提携による資金繰りの管理を進める。抗体に薬をつなぐ手法への集中と、承認薬の販売の拡大が、運営の中核になっている。
純資産がマイナス(債務超過)の状態です。財務の安全性は低く、希薄化や資金繰りに注意が必要です。
前年比。3年の年平均は -27.1%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
今の現金燃焼ペースで手元資金がもつ年数。短いほど増資・借入の必要が迫る
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ADC Therapeutics は、抗体に強力な抗がん剤をつないで、がんの細胞を狙い撃ちする薬を手がけるバイオだ。
最大の特徴は、抗体を運び役にして強力な抗がん剤をがんの細胞に狙い撃ちで届ける手法と、血液のがんで得た承認薬にある。一方で看板の承認薬の売上の頭打ちが弱点で、抗体に薬をつなぐ手法の副作用の管理の難しさ、次の候補の試験の失敗、赤字の継続と希薄化、同じ仕組みを狙う他社との競合も弱みになる。ADCT を読むときは、承認薬の売上と臨床試験の結果、資金繰りを軸に見るとよい。
読み込み中…