
安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
テレビの番組表から半導体の積層まで、業界の標準に食い込んだ特許の束を持つ点が最大の強み。製品を作らないため争いはあっても競合はいない。利益率は極端に高く、契約は複数年で見通しが立つ。発明の不動産業ともいえる、静かな徴収者の立ち位置にいる。
動画配信の番組表や検索、録画の仕組み、半導体の積層技術などに関わる数千件の特許の使用料が収益の柱。テレビメーカーや配信事業者、半導体大手と複数年の包括契約を結び、製品の出荷に応じた料金を受け取る。研究は続けるが製品は作らない知財専業で、契約の更新と新規獲得で稼ぐ構造になっている。
収益は少数の大口契約に集中し、一件の更新失敗や条件悪化が業績を大きく揺らす。使用料を拒む相手との訴訟は費用と年月を食う。特許には期限があり、補充が滞れば家賃の源が痩せる。配信や半導体の技術の流れが特許の網を外れれば、徴収の根拠ごと弱まる。
配当を払いながら、現金を借入の返済と特許の取得・研究に振り向ける経営。大口契約の更新を最優先し、訴訟は交渉の道具として使う。半導体と配信の二本柱で特許の畑を耕し続ける方針が特徴になっている。
大口契約の更新と、新分野への特許展開、訴訟の行方に依存する。期限を迎える大型契約を同等以上の条件で更新できるか、半導体の積層やクラウド配信といった成長分野で新たな契約を取れるか、支払いを拒む相手との訴訟を有利に運べるか、そして特許の山の鮮度を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $481M(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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