ADIL
Adial Pharmaceuticals全員に同じ薬を配るのでなく、セロトニンを運ぶ遺伝子の型で効きやすい人をあらかじめ選び、判定用の検査とセットで開発を進める。ただし、その絞り込み方が正しいかどうかは第3相で初めて問われる。
承認薬も売上もまだなく、増資でつないだ資金で開発を進める段階にある。2026年3月に結んだ欧州の製薬会社モルテニとの提携の枠組みでは、現地で発売できた場合に一時金や達成報酬、使用料で合計$60M近くを見込む。
2025年12月期の純損失は約$8M、累積の赤字は約$90Mに達し、いまの手元資金では12カ月分の運転資金をまかなえないと自ら開示している。モルテニとの話も枠組みの合意にとどまり、最終契約を結ぶ義務は相手側にない。
限られた資金を看板候補ひとつの後期試験に集中させ、欧州での販売は自前で抱えず提携先に委ねる構えを取る。研究以外の交渉や資金づくりは、外部との協業と増資で回してきた。
後期の臨床試験で看板の候補の効き目を確かめられるかと、遺伝子検査で対象を絞る設計を規制当局が受け入れるかに開発の先が決まる。2025年7月にはFDAとの第2相終了会議を終え、患者の型ごとに人数を絞り込んでいく第3相の設計をすり合わせた。
この会社をどう読むか
Adial Pharmaceuticalsが開発するAD04は、新しく作った成分ではない。もともと吐き気止めとして使われてきたオンダンセトロンを、ごく少量だけ使う薬だ。
効くのはセロトニンを運ぶ遺伝子に特定の型を持つ人に限られるため、投与の前に遺伝子検査で患者を選ぶ設計になっている。2026年3月には欧州のモルテニと提携の枠組みを結んだが正式契約はこれからで、会社の値打ちは第3相にたどり着けるかどうかで決まる。
バランスシート (要約)
資産 $7M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(79%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$300K
- 固定資産$492K
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −151.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ADIL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…