ADT
ADT Inc.全米規模のモニタリングセンターと対応人員、プロ設置サービス、警察・消防との連携を含む総合力。Google Nest との提携でスマートホーム連携を強化。数百万世帯の既存モニタリング契約というインストールベースが最大の資産。
住宅・商業向けのセキュリティシステム(警報機、カメラ、侵入検知)、モニタリングサービス(24時間監視と緊急通報)、スマートホーム統合サービス。機器販売と月額モニタリング料金(RMR = Recurring Monthly Revenue)の組み合わせ。Google との提携で Nest デバイスを統合。
住宅市場低迷で新規獲得が鈍る。Ring(Amazon)、SimpliSafe、Wyze 等の低価格 DIY セキュリティに顧客を奪われる。解約率上昇が LTV を削る。既存契約の再勧誘・機器更新のタイミングで解約が増える。大型買収負債の利払いが重い。
高配当を維持、大型買収による拡大の後遺症で負債削減を進める経営。DIY 方向への対応として、自社でのスマート製品ラインアップも拡充。新規獲得費用と解約率のバランスが短期の業績を決める。
住宅市場、顧客の解約率(Attrition Rate)、機器設置・モニタリング人員のコスト、新規獲得費用の回収期間に依存。月額契約のライフタイムバリューが経営の核心。
この会社をどう読むか
ADT は「契約の積み上げ」と「競争激化」の両面を同時に見るべき銘柄。
古くから全米の家庭に警報機を取り付け、月額契約で監視してきたビジネスモデルは、リカーリング収益の典型。ただし SimpliSafe や Ring の安価・DIY 型セキュリティがこの層を浸食しており、既存顧客の防衛が経営の中心テーマ。Google Nest との提携がスマートホーム競争で勝ち筋を作れるかが、長期の分岐点。
バランスシート (要約)
資産 $15.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.8B(24%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$81M
- 他の流動資産$865M
- 固定資産$14.9B
- 流動負債$1B
- 長期借入金$7.4B
- 短期借入金$310M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.1B
- 売上成長率
- 4.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 25.5%
- 純利益率
- 11.6%
- ROE
- 15.8%
- ROIC
- 9.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.9B
- フリーCF
- $1.7B
- 営業CFマージン
- 36.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $187M
- 配当性向
- 31.3%
ADT の掲示板
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