
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
ウエハ状態での長時間検査という、次世代パワー半導体に必須の工程でほぼ独占の地位を握る点が最大の強み。同時に多くのウエハを検査できる装置は生産性で抜きん出る。電動化とデータセンターの電力需要という長期の波に、検査の側から乗る隙間の専門家の立ち位置にいる。
半導体を切り出す前のウエハ状態のまま、長時間電圧をかけて初期不良をあぶり出す検査装置の販売が収益の柱。電気自動車に使う炭化ケイ素の電力半導体は初期不良が出やすく、この工程が欠かせない。装置に加え、検査のたびに使う消耗の接触部品も売れる。装置と消耗品の組み合わせで稼ぐ構造になっている。
電気自動車の減速は、頼みの炭化ケイ素の需要を冷やす。収益が一握りの大口顧客に集中し、一社の投資延期が業績を急変させる。小規模ゆえ需要の波がそのまま赤字と黒字を行き来する。大手の検査装置メーカーが本格参入すれば、独占の地位が揺らぐ。
配当を出さず、資金を装置の開発と新用途の開拓に投じる経営。顧客の投資サイクルに振られる小規模さを前提に、窒化ガリウムやデータセンターへ用途を広げて分散を図る。独占の技術を磨き続ける方針が特徴になっている。
電気自動車の生産と、顧客の設備投資、用途の広がりに依存する。次世代パワー半導体の量産が増え続けるか、少数の大口顧客の投資計画が保たれるか、データセンターや窒化ガリウムなど新しい用途に広げられるか、そして大手検査装置メーカーの参入を退けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $247M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $220M(89%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約22年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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