AFG
American Financial Group特殊分野への集中で、総合保険会社が容易に入れないアンダーライティング知見を蓄積。150年以上の歴史で築いた代理店・ブローカーネットワークと、自社運用の投資部門の両輪。
子会社 Great American Insurance Group を通じて、商業向け特殊損害保険(P&C)を販売。一般の自動車保険・住宅保険とは異なり、運輸、海上、賠償、農業等のニッチ分野に特化。自社の投資チームが保険料を運用し運用益も主要な利益源。
連続する大型自然災害で保険金支払が膨らむ。ソフトマーケット局面で料率下落により利益率が削られる。金利急低下で運用益が圧迫。規制環境の変化による保険要件の厳格化。
長期にわたる増配と特別配当を組み合わせた株主還元。規律ある保険引受を最優先し、ソフトマーケットでは敢えて縮小する姿勢。自社運用では投資機会に応じて機動的にポートフォリオを組み替える。
保険料率のハードマーケット/ソフトマーケットサイクル、自然災害の発生頻度、金利水準(運用ポートフォリオに直結)に依存。特殊分野ゆえに業界全体の統計に埋もれにくく、専門性による価格規律が競争力の源泉。
この会社をどう読むか
American Financial Group は、「特殊分野の P&C 保険で粘り強く稼ぐ」典型的な老舗。
派手な成長はないが、専門性と規律ある引受で利益を安定的に積み上げる。Arch Capital と似た思想だが、AFG は上場企業として 150年以上の歴史と米国中核市場への深い浸透が強み。ハードマーケット局面での積極的な引受、ソフトマーケット局面での撤退という価格規律がこの会社の性格。
バランスシート (要約)
資産 $32.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.8B(15%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$1.7B
- 長期借入金$1.8B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.2B
- 売上成長率
- −1.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 13.1%
- 純利益率
- 10.3%
- ROE
- 17.5%
- ROIC
- 12.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.5B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 18.8%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $606M
- 配当性向
- 72.0%
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