日本市場で数十年にわたり築いた補完保険の独占的ブランド(「アフラック」=補完保険の代表例)。がん保険のパイオニアとして、患者コミュニティとのつながりと保険金支払実績による信頼が参入障壁。
日本と米国で、補完保険(Supplemental Insurance)を販売。がん保険、医療保険、入院給付、所得補償などの「公的保険でカバーされない部分」を埋める保険商品。日本事業(Aflac Japan)が売上・利益の大半を占める。保険料収入と運用益で稼ぐ。
円高急進で日本事業のドル換算利益が目減り。金利急低下で運用利回りが悪化。日本の補完保険市場の成熟化と新規契約減。米国の労働組合との団体保険契約の縮小。
40年以上の連続増配を誇る「配当貴族」。保守的な資産運用と、為替ヘッジを併用したリスク管理。自社株買いも継続。日米の2本立てによる分散と、円建て負債で為替リスクをオフセットする構造。
日本の医療制度、保険加入率、人口動態(高齢化)、そして為替(円安は業績にプラス)に依存。金利水準が運用ポートフォリオの利回りを左右する。日本郵政との提携が大きな販売チャネル。
この会社をどう読むか
Aflac は「米国企業だが日本で稼ぐ」という特殊な構造の保険株。
公的医療保険が不足する部分を埋める「補完保険」という市場で、日本国内でアヒルの CM とともに強固なブランドを築いた。連続増配の安定性は米国保険株の中でも随一だが、業績は円・ドル為替の影響を大きく受ける。円安局面では業績が拡大し、円高局面では目減りする — この為替連動性を理解することが読み解きの核心。
バランスシート (要約)
資産 $116.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $29.5B(25%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$6.2B
- 長期借入金$8.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17.2B
- 売上成長率
- −9.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 21.2%
- ROE
- 12.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2.6B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 14.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $1.2B
- 配当性向
- 32.9%
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