AFRM
Affirm Holdings創業の2012年から延滞金を一度も取っていないと公言し、審査モデルは約3億4,300万件分の融資データで鍛えられている。この与信技術を強みに、大手通販から個人商店まで37万超の加盟店に食い込んでいる。
短期の分割払いや金利ゼロの後払いプランでは提携する37万7千の加盟店から手数料を得て、金利のかかる分割ローンでは利用者から利息を得る。独自の審査モデルは約3億4,300万件の融資データを学習に使う。
消費者の返済が滞れば貸し倒れが膨らみ、金利の上昇は調達コストを直接押し上げる。大手の決済会社や銀行が同様の後払いサービスに参入すれば、加盟店の奪い合いが激しくなる。
短期の黒字より加盟店網の拡大と審査技術の磨き込みを優先する成長志向で、当座の利益確定は後回しにしがちだ。銀行と提携してローンを組成・売却する仕組みを使い、自己資本への負荷を抑えながら規模を広げている。
支払い画面で分割払いを選ぶ消費者がどれだけ増えるか、そして貸し倒れを抑えたまま大手通販サイトとの提携を保てるかが伸びを決める。資金を調達する金利水準が上がれば、分割ローンの原資コストも重くなる。
この会社をどう読むか
取引の94%は、一度使った人が繰り返し使ったものだ。同じ人の返済の記録が積み上がるほど審査の精度は上がり、貸し倒れの引当も回収の手間も軽くなる。
変わった販促もあり、金利を下げる原資をメーカーに出させることで、加盟店は値引きをせずに売り上げを伸ばせる。決済の入り口も広がっていて、銀行口座につないで使うデビットカードや、提携銀行と組んだ貯蓄口座まで抱える。
バランスシート (要約)
資産 $15.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.5B(35%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$1.6B
- 長期借入金$9.8B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.3B
- 売上成長率
- 32.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 9.8%
- 純利益率
- 45.3%
- ROE
- 35.2%
- ROIC
- 2.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.2B
- フリーCF
- $993M
- 営業CFマージン
- 28.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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