金融保証業界における最大級の存続プレイヤー。S&P、Moody's、Kroll の主要格付機関から高い財務格付を保有。公共債券市場での実績と、2008年危機を乗り越えた信頼性が参入障壁。
地方債、公共インフラ債、ストラクチャードファイナンス商品等の債券の元利払いを保証することで、保証料(プレミアム)を収受。債券発行体の信用力に自社の高格付けを付与することで、より低い利回りで資金調達を可能にするサービス。アセットマネジメント事業も並行運営。
プエルトリコのような自治体デフォルトで大規模な保証金支払いが発生(過去に経験済み)。金融保証の需要減退(信用スプレッドが狭く、保証の価値が薄れる局面)で新規ビジネスが縮む。規制強化で資本要件が上昇。競合(BAM:Build America Mutual 等)との価格競争。
配当と自社株買いを継続。新規保証の引受を選別的に行い、不適切なリスクを避ける保守的な運営。プエルトリコ等の課題案件との交渉・回収を粘り強く進めてきた実績。
地方自治体・公共機関の債券発行量、信用市場のスプレッド、金利水準、そして保証した案件のデフォルト発生状況に依存。2008年危機で業界の多くが破綻し、Assured は生き残った少数派。
この会社をどう読むか
Assured Guaranty は、「金融保証という、多くの人が忘れかけているカテゴリで生き残った」銘柄。
2008年の金融危機で業界の多くが破綻したが、Assured は保守的な引受と資本管理で生き抜いた。地方債市場が健全である限り、保証料の積み上げで稼げる構造。配当と自社株買いで一貫して株主還元を続けるが、大規模な自治体デフォルトが発生すれば一気に業績を揺るがす、尾上リスクを内包する銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $12.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.7B(47%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$388M
- 長期借入金$1.7B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 27.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 45.3%
- ROE
- 8.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $259M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 23.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $68M
- 配当性向
- 13.5%
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