
AGX
Argan大手(Fluor、Bechtel)が固定価格の EPC 契約から撤退したことで、大型のガス火力発電所を固定価格で請け負える数少ない中堅の一社という立ち位置にある。データセンター向け電力インフラ建設の文脈で再評価されやすい位置。
子会社 Gemma Power Systems を通じて、天然ガス火力、再エネ、バイオマス等の発電所の EPC(エンジニアリング・調達・建設)サービスを提供。Industrial(産業施設)と Teledata(通信と配電)の部門も併設。大型の単発プロジェクトが多く、受注残が業績の先行指標。
プロジェクトの予算超過・納期遅延で損失計上。天然ガス発電所建設の政策的な逆風(脱炭素優先)で受注減。単発案件の偏りで四半期業績が大きく振れる。人材確保(熟練エンジニア・プロジェクトマネージャー)の困難。
配当を継続、バランスシートを保守的に運営(無借金経営で現金残高が大きい)。プロジェクトの選別に厳格で、リスクのある大型案件への過度な露出を避ける。
米国の電力需要見通し、天然ガス価格、再エネ政策、電力会社の設備投資意欲に依存。データセンター需要の急増で天然ガス発電所の建設需要が復活している追い風。
この会社をどう読むか
Argan は「データセンター時代の電力インフラ」という大きなテーマに、地味な建設請負という形で接続している銘柄。
天然ガス発電所は脱炭素政策で逆風にさらされていたが、データセンターの電力需要急増で再評価されている。Argan はこのタイミングで受注残を積み上げ、業績を急拡大させる余地がある。無借金経営と高配当の安定性を持ちつつ、マクロの電力需要テーマに連動する中小型銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $462M(39%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$339M
- 他の流動資産$793M
- 固定資産$54M
- 流動負債$711M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $945M
- 売上成長率
- 8.1%
- 粗利率
- 20.5%
- 営業利益率
- 14.3%
- 純利益率
- 14.6%
- ROE
- 29.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $415M
- フリーCF
- $411M
- 営業CFマージン
- 43.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $24M
- 配当性向
- 17.6%
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