
AGYS
Agilysysホスピタリティ業界に特化したドメイン知識と、カジノという規制産業向けのコンプライアンス対応能力。MICROS(Oracle 買収済)以外の独立系として選ばれる中堅プレイヤー。クラウド+モバイル対応で現代的なユーザー体験を提供。
ホテル、カジノ、リゾート、クルーズ船、レジャー施設向けの Property Management System(PMS)、POS(会計レジ)、在庫管理、ドキュメント管理、モバイル注文等のソフトウェアをサブスクリプション提供。SaaS 化が進み、リカーリング収益の比率が上昇中。
景気後退でホテル業界の IT 投資が抑制される。パンデミックのような出来事で旅行需要が急減し、導入プロジェクトが延期。Oracle などの大手クラウドベンダーが同等製品を安価に提供。SaaS 移行に伴う短期的な売上構造の変動。
配当なし、成長投資と買収による機能拡張を優先。SaaS 移行によるリカーリング収益の拡大が主な KPI。旅行業界の循環に応じた保守的な経費運営。
旅行・ホスピタリティ業界の設備投資意欲、新規ホテル開業数、既存顧客の SaaS 化進展に依存。グローバル旅行需要(特に米国・アジア太平洋・欧州)が業績を左右。競合(Oracle Opera、Amadeus、Infor 等)との市場シェア争い。
この会社をどう読むか
Agilysys は「業界特化の SaaS」の典型例として読むと性格が掴める。
Oracle や Salesforce のような汎用型ではなく、ホテル・カジノという特定業界のワークフローに深く入り込むタイプ。業界全体の IT 予算という意味では小さいが、その中でのシェアを取りやすい。旅行需要の回復局面で設備投資サイクルに連動する側面と、SaaS 化によるリカーリング収益の拡大という2つの追い風が同時に効く銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $482M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $327M(68%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$117M
- 他の流動資産$67M
- 固定資産$297M
- 流動負債$125M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $319M
- 売上成長率
- 15.9%
- 粗利率
- 62.6%
- 営業利益率
- 13.5%
- 純利益率
- 12.1%
- ROE
- 11.9%
- ROIC
- 10.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $70M
- フリーCF
- $68M
- 営業CFマージン
- 21.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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