
配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
地域に散在していた小さな在宅医療機器の業者を、積極的な買収で全米の規模に束ねた点が最大の強み。配送と保険の支払いを処理する全国の網は、地域の業者には容易に真似できない。睡眠時無呼吸や糖尿病など複数の機器を一括で提供する規模を持つ、在宅医療機器の配送の会社の立ち位置にいる。
医師の処方に基づき、家庭で使う医療機器を患者に届けるのが事業の柱。睡眠時無呼吸を和らげる装置や、呼吸を助ける機器、糖尿病の人が使う血糖の測定器や消耗品、その他の在宅の機器を、全米に配送し貸し出す。費用の支払いは、高齢者向けや低所得層向けの公的保険と、民間の保険から受け取る。地域に散在していた小さな業者を買収で束ねて規模を築いた。機器の配送と貸し出しで稼ぐ構造になっている。
公的保険の料率の引き下げは、薄い利益率をさらに削る最大の弱点になる。睡眠時無呼吸の装置は、製造元のかつての大規模な回収の影響が需要を揺らした経緯もある。血糖の測定器などの大手メーカーとの仕入れの交渉で、費用が上がることもある。買収を重ねて膨らんだ借入が重く、統合がうまくいかない恐れも抱える。
配当を出さず、現金を買収で膨らんだ借入の返済と、既存の事業の統合と効率化に優先して充てる経営。規模の拡大より、運営の効率を高めて利益率を改善する局面にある。全米の配送と保険処理の網という強みを生かし、財務の健全さを取り戻すことを重んじる方針が特徴になっている。
保険の支払いと、紹介元の医師、買収の統合に依存する。公的保険や民間の保険が払う料率が採算に見合う水準に保たれるか、処方を出す医師との関係を保てるか、睡眠時無呼吸や糖尿病の患者の増加が需要を支えるか、そして買収で膨らんだ借入を返しながら事業を束ねられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(35%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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